第１４級９号の後遺障害で，３７０万円で訴訟外の和解

傷害	頚椎捻挫，腰椎捻挫，右肩挫傷等
等級	１４級９号
総額	370万円

依頼者A（６８才の女性，主婦）は，息子の運転する車両の助手席に同乗中，加害者B運転の車両が，左側の脇道から出てきて，被害車両の左側面に衝突したため，頚椎捻挫，腰椎捻挫，右肩挫傷等の傷害を負った。

 

Aは，頚部から両肩甲部，背部にかけて痛みとしびれを残し，静岡自賠責損害調査事務所により，第１４級９号（局部に神経症状を残すもの）と認定された。

 

当事務所に相談があり，Bの加入している自動車任意保険C損保と交渉したところ，後遺障害の喪失期間５年，後遺障害の慰謝料１１０万円を認め，治療費１１０万円余の他に，３７０万円で訴訟外の和解が成立した。

 

本件は，弁護士特約付保険があり，第１２級をめざしてもよい事案であったが，Aの意向により早期の解決を図ったものである。