バイク事故と後遺障害

2016年(平成28年)に,静岡県内では,1684件のバイク事故が発生しています。

このバイク事故では,18人のバイクのライダーが死亡し,1844人が負傷しています。

18人の死者の内,8月にバイク事故で死亡したライダーが多く,次に5月,7月,10月の行楽シーズンがこれに続いているそうです。(静岡県警察調べ)

 四輪車の運転者からみますと,バイクの存在を見落とすことが多いのが普通で,安全確認をしていてもバイクの発見が遅れたということもかなりあります。

バイク事故のほとんどは,出会いがしら,右折や左折時に発生しており,その多くは,四輪車の運転者がバイクの存在に気づかなかった,気づいたとしてもそれが遅れたということに起因しています。

 バイク事故は単独事故もありますが,交差点,カーブ走行中,幹線道路でも多数発生しています。

バイクが走行車線を変更した時,駐車場から四輪車が道路に進入してくる時にも発生しています。

一旦バイク事故が発生しますと,ヘルメットを着用していても,頭部への打撃が強く,記憶障害,注意力障害,感情障害を伴う高次脳機能障害が発生することが多く,中には,遷延性意識障害を起こし,寝たきりの状態になる方もいます。

又,バイクのライダーは車体で身体が保護されておらず,直接大きなエネルギーによる高次な外力を身体に受けますので,上肢や下肢を骨折する者が多く,これが関節の可動域制限,身体の知覚麻痺,四肢の麻痺という高度の後遺障害を残すことが多いものです。

CRPS(複合性局所疼痛性症候群)や線維筋痛症という,裁判所でもなかなか認定が困難な症状を発症する者もいますので注意が必要です。

このように,バイク事故による後遺障害は,重度なものになる場合が多いですから,バイク事故直後から弁護士に相談するのがベターです。

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